多くの場合の被写体の方はモデルのように、表情もポーズも取れないので、被写体本人が良く見える角度、表情、ポーズを感じ取るように追って撮影していきます。
綺麗に格好よく撮影する方法は撮影技術、会話の方法や、その場の雰囲気作りなど、多くの要素があり、同じカメラ・機材・環境で撮影してもフォトグラファー・カメラマン次第で撮影された人物の写真は大きく差が出るものです。
技術や機材よりも、会話や雰囲気、その場の空気感を切り取る感性も大切だと言う方もいます。
感性・センスとは空気のように、人間の性格のように曖昧な物に感じますが、
技術や機材・スタジオ・ロケのセッティング、ヘアメーク・スタイリスト・アシスタントの人集めなど、
その全てが感性・センスで成り立っていると思っています。
感性が豊かでないと、一流の技術には到達出来ないと、職人の世界の方の言葉ですが、
感性だけでも、技術だけでも、良い人物写真は撮れないのだろうと思っています。
カメラ・レンズの選択、フォーカスの合わせ方、明るさ、色合いの出し方、自然光の選び方、ライティング機材とライティング、構図、角度や高さ、僅かな表情の違い、ヘアメークの方向性、衣装のスタイリング、撮影の要素は沢山あります。
職業として、突き詰めると難しい部分の多い人物写真ですが、難しく考えて、撮影出来なくなるよりは、シャッターを切れば、何かが写る世界ですから、撮り続けるのが大切でしょう。
職業として撮影していて最終ゴールと言うものは、無いので、常に成長して、写真表現が豊かなるようにと常に思っています。
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